【荒川区】おすすめウォーキング・ランニング場所を徹底紹介!

荒川区は、下町の風景が色濃く残るとても静かな街。

俳人・松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」には、千住より奥州へと旅立ったと書かれており、その地が隅田川にかかる千住大橋付近であると言われています。

「隅田川を船で北上し、千住の地より旅立った」とありますが、隅田川をはさむ北の足立区側か南の荒川区側かは、今も論争が続いています。

そんな歴史を感じる趣深い街、荒川区のウォーキング・ランニングおすすめコースをご紹介いたします。

荒川区おすすめウォーキングコース

都電荒川線三ノ輪橋駅〜隅田川沿いコース

都電荒川線の始発・終着駅である三ノ輪橋駅から昭和通りを北上すると、千住大橋が見えてきます。

松尾芭蕉が船で降り立ったであろう地を眺めながら、隅田川沿いを歩きます。

隅田川のカーブを過ぎると、スカイツリーを望むことができます。

緩やかな隅田川を眺めながら、ゆっくりと歩いていくのがおすすめです。

(約5.5km・ウォーキング所要時間1時間15分)

A.三ノ輪橋駅

都電荒川線の終着駅である三ノ輪橋駅からスタートします。

B.素盞雄神社(すさのおじんじゃ)

松尾芭蕉の矢立初めの句「行く春や鳥啼き魚の目は泪」の句碑があります。
天照大神の御弟神である素戔嗚大神と、大国主神の御子神である飛鳥大神を御祭神としており、荒川区内で最大の氏子区域を持ちます。
厄除や初宮詣など、年間を通して様々な御祈祷をしてくれます。

C.都立汐入公園

隅田川に隣接して作られた、のびのびと過ごすことのできる新しい公園です。
バーベキュー広場やテニスコート、多目的広場、野外ステージ、複合遊具など、家族や友人などと遊べる様々な設備が整えられています。
園内のみでも十分ウォーキングを楽しむことができます。

D.石浜神社

724年、聖武天皇の命令を受け創建されました。
伊勢内宮の御祭神・天照大御神と、伊勢外宮の御祭神・豊受大御神を御祭神としています。
金運のパワースポットとして知られており、開運や商売繁盛などのご利益があると言われています。

E.平賀源内の墓

明治通りから一つ中の道に入ってみると、江戸中期の発明家・平賀源内の墓が住宅地の中にひっそりと佇んでいます
静電気発生装置「エレキテル」の復元に成功した平賀源内は、本草学(医薬に関する学問)や儒学(孔子をはじめとする儒家の学問)、医学など多岐にわたって学び、オランダ語も堪能でした。

アイデアが煮詰まったときにお参りするのもいいかもしれませんね。

ミッカボウズ

F.三ノ輪橋駅

都電荒川線荒川区役所前駅〜あらかわ遊園コース

三ノ輪橋から早稲田間をゆっくり走る1両編成の都電荒川線。

荒川区を代表する下町の風景である都電荒川線は、全国でも激減してしまった希少な路面電車です。

駅を降りて、荒川区役所前にある荒川公園から、区内唯一の遊園地である「あらかわ遊園」を目指します。

(6.5km・ウォーキング所要時間1時間25分)

A.荒川区役所前駅

B.荒川公園

荒川区役所の正面玄関前にある公園で、春には桜が咲いて花見客で賑わいます。
また、秋には綺麗な紅葉を楽しむこともできます。
子供たちが遊べる遊具も充実しており、水遊びができるせせらぎがあるほか、釣り池もあります。

C.荒川自然公園

新東京百景に選ばれており、一年を通して自然観察ができる公園です。
テニスコートや野球場、プールといった施設があるほか、交通園ではゴーカートや豆自動車などに乗ることができます。
広大な敷地で、園内をウォーキングする方も多くいます。

D.尾久の原公園

200本の枝垂れ桜が圧巻の景色を生む、都立公園です。
夏には、じゃぶじゃぶ池で遊ぶ子どもたちで賑わっています。
中央にあるトンボ池には、多種のトンボが生息しており、冬には鳥たちが飛来してきます。

E.あらかわ遊園

荒川区内唯一の遊園地として区民に愛されてきたあらかわ遊園は、今リニューアル工事中です。
2021年夏頃のオープンを予定しています。
乗り物や休憩スペースなどが新たに生まれ変わります。

シズちゃん

来年にはきっと街も落ち着いて、リニューアルしたあらかわ遊園で遊びたいですね!

日暮里駅周遊コース

1日に20種類もの車両が通るところが見られる「御隠殿橋(トレインミュージアム)」が有名な日暮里駅。

荒川区最大の駅で、交通の要です。

日暮里駅周辺は、テレビなどでも頻繁に紹介されるスポットがたくさんあります

名所を見てまわるのも、荒川区ウォーキングの魅力です。

(4.5km・ウォーキング所要時間1時間)

A.日暮里駅

B.日暮里南公園

「手作り郷土賞」に選ばれた噴水広場で有名な公園です。
本格的なアスレチック遊具があり、子どもたちが夢中になって遊んでいます。
噴水広場では、夏の暑い日に水浴びに集まるのが風物詩になっています。

C.日暮里公園(ローラー公園)

ローラーのついている全長16mの滑り台が有名で、ローラー公園とも呼ばれています。
童謡「夕焼け小焼け」を作詞した中村雨紅が、近くの小学校に教師として赴任していたことから、「夕焼けの詩」がシンボル広場に設置されています。

D.西日暮里公園

緑がとても多く、散歩道は特別な空気が流れているかのようです。
坂を上がった高台にあるため、見晴らしがよく、駅のホームや車両を眺めることもできます。
とても素朴な公園であることが、心をほっと落ち着かせてくれます

E富士見坂

かつて富士山を望むことができた坂でしたが、今は建物があってはっきりと見ることはできません。
しかし、何百年も前に暮らしていた人々が、この場所から富士山を眺めていたことを思うと、なんだか感慨深くなります。

F.夕焼けだんだん

谷中銀座の入り口にある夕焼けだんだんは、テレビでも度々紹介されている有名な階段です。
地名が「日が暮れる里」であることからも、とても夕焼けが似合う街並みです。
周辺にはたくさんの猫たちが暮らしており、運がよければ出会えるかもしれません。

シズリーくん

猫好きにはたまらない場所だよ!

G.日暮里駅

荒川区おすすめランニングコース

汐入公園・隅田川沿い

スカイツリーを望むことができる汐入公園・隅田川沿いのコースはウォーキングだけでなく、ランニングにもおすすめです。

足に優しいウレタン樹脂の専用コースが整備されていて、多くのランナーが利用しています。

東京メトロ千住検車区あたりから始まり、白鬚橋(しらひげばし)まで走ると約2.5kmのコースになります。

千住汐入大橋、水神大橋、瑞光橋で一旦道路に出なければいけない箇所もありますが、全体的には比較的走りやすいコースです。

ランナーは多めですが、平日なら空いています。

尾久の原公園

荒川区の北側に位置する隅田川沿いの尾久の原公園には、ジョギングコースが用意されています。

尾久の原公園をぐるりと一周まわると、約1kmのコースです

遊歩道になっており、道幅はそれほど広くなく、サイクリングやウォーキングをしている方もいるので、ぶつからないように気をつけながら走る必要があります。

疲れたら広々とした原っぱや芝生広場で休むと、とても気持ちがいいです。

日暮里南公園

日暮里南公園の南側入り口からスタートするジョギングコースです。

小さな公園なので、一周は320mです。

専用コースがあり、距離表示もされています。

長距離を走りたいランナーだと何周もしなければいけなくなるので、軽いジョギングが目的の方におすすめです

下町荒川の街並みはどこもおすすめ

荒川区は東京23区内でも小さな街ですが、魅力のたっぷり詰まった街です。

ご紹介したコース以外でも、街を散策するように、色々な道を気のむくままに進んでみるのも楽しいでしょう。

歩かなければ知ることのなかった、隠れた名所に出会えるかもしれません。

下町情緒溢れる荒川区、ぜひ風景を楽しみながらウォーキング・ランニングをしてください。