【外出自粛中】髪の長さや量で悩む女性に!自宅で可能なセルフカット術まとめ

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が求められる世の中において、美容院に行くことすら躊躇してしまう方も多いと思います。

しかし、次第に気温が上昇しているこの季節。
髪の毛を切れないことが辛いと感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、そんなお悩みを持つ女性のために自宅で可能なセルフカット法をご紹介します。
事前に準備しておくべき道具についてもまとめているので、カット前に必ず目を通すようにしてください。

セルフカット前に準備しておくもの

まず初めに、セルフカット前に準備しておくべきものをまとめました。
足りないものがあれば事前に揃えておきましょう。

①カット用バサミ

ヘアカットをするうえで欠かせないのが「カット用バサミ」。
これは、必ず薬局等で手に入る“ヘアカット専用”のハサミを使用するようにしてください。

注意
文房具用やキッチンバサミでカットしようとするとなかなかまっすぐ切れずにカットした部分がギザギザになってしまう可能性があり、毛先を傷ませる原因となり得るので絶対にやめましょう。

②すきバサミ

カット用バサミと併せて用意すべき「すきバサミ」は、毛量の調節や枝毛の処理をするのに大活躍。
こちらも薬局等で簡単に手に入ります。

すきながら少しずつ切っていくことで目立つ部分のカットに失敗する可能性も減少しますし、素人でもそれなりの見た目に仕上げることが可能です。

③クシ

ボサボサ状態の頭や、絡まった髪の毛をカットしていくのは至難の業。
失敗して切りすぎてしまう可能性も高まります。

カットする部分ごと、ハサミを入れる直前にクシで髪の毛を整えるようにすればスムーズに作業出来るでしょう。

④ピン・ヘアクリップ・ヘアゴム

カットする部分以外はピンで留めて「ブロッキング」しておくことで、切りすぎ予防とカットの効率性を上げるのに効果的。

注意
※ピンは自宅にあるような簡易的なもので大丈夫です。

留めておく範囲が広い場合には、大きめのヘアクリップ、もしくはヘアゴムを使用すると良いでしょう。

⑤鏡

前からの見た目と、後ろ髪の長さがあまりにもかけ離れていると格好悪いですよね。
自分で後ろ側の状態を確認するのは難しいですが、鏡を見ながら切っていくことで失敗を予防できます。

MEMO
セルフカットでの使用に最もおすすめしたいのは、一瞬で前後どちらの状態ともチェックできる「三面鏡」

それがなかったとしても、顔と髪の毛全体が映るくらいの大きな鏡は用意しておくことをおすすめします。

⑥新聞紙・大きな袋

カット中に落ちてくる髪の毛を散らばらせないように、床には新聞紙を敷いておくようにしましょう。

また、大きなポリ袋に頭サイズの穴をあけて被っておくことで、自分の服や顔に髪が付くのを防げます。

⑦霧吹き

髪をとかしてからカットするまでの間、霧吹きで全体的に水を吹きかけておくと切りやすさが上がります。

⑧ドライヤー

ショートヘアのカット時に使用します。

ここまでセルフカットに必要な道具についてまとめてきました。
次項では、中でも重要な「カット用バサミ」を選ぶ時のコツを伝授したいと思います。

カット用バサミを選ぶコツ

自分の手の大きさに合うサイズ

せっかく購入しても自分の手のサイズに合わなければ切りづらいですし、場合によっては買い直す必要があります。
二度手間を防止するためにも、持ちやすい大きさを事前に確認しておいてからお店に向かうと良いでしょう。

サイズの目安は、大勢の美容師さんが使用している14.5~17.5cmです。

MEMO
小さめだと前髪や顔周りの毛等、目につきやすい箇所に細かな調整を加えるのに便利。
長めだと全体的な髪の長さを大まかに揃えていく際の時短に繋がります。

疲れにくさ

自分で鏡を見ながら髪をカットするのは大変なことです。
辛い姿勢になることも多く、目以外にも身体のあちこちに負担がかかるので、ハサミを持つ手だけでも疲れにくいものを選ぶ必要性があります。

そのために欠かせないのがハンドルの形状チェックです。
ヘアカット初心者へのおすすめは、最もシンプルな作りの「眼鏡ハンドル」
左右がほぼ対象であることから安定感のあるカットを叶えてくれます。

次第に慣れてきたら、指の疲れにくさで人気のある「3D型ハンドル」を使用しても良いかもしれません。
こちらは親指を通す穴のねじれによって、持った時に上手く手に馴染む作りが特徴とされるハンドル。
カットに時間がかかる方でも疲れにくいことで知られています。

耐久性

良いハサミを買うとなると値段もそれなりに跳ね上がってしまいます。
耐久性に優れたシザー素材を選び、長持ちさせるよう努めましょう。

おすすめの素材をいくつかご紹介します。

【ステンレス鋼】
鋼の持つ“切れ味の良さ”と、ステンレスの“さびにくさ”を掛け合わせたメリットだらけの素材。
ハネを直すために髪を湿らせた後でも安心して刃を通すことが出来ます。
劣化も遅いので、長期間に渡って買い直す必要がないのも嬉しいです。
【コバルト鋼】
こちらも鋼の“切れ味の良さ”と、“耐摩耗性”に優れたコバルトのメリットを掛け合わせた素材。
ハサミのシザー部分はカット時に何度も擦り合わされて摩耗していきますが、コバルト特有の「硬さ」はそれを防いでくれます。
【ステライト】
コバルトを30%以上含んだ合金素材
コバルト鋼同様の耐摩耗性以外に“抗酸化作用”まで兼ね備えているので、なかなか劣化しないのが特徴です。

金色の美しい見た目もポイントとなっています。

次項からは、いよいよセルフカットの具体的な方法について触れていきたいと思います。

セルフカットの方法(ロングヘア編)

ロングヘアのセルフカット工程①:クシで髪の毛を整える

ヘアカットを綺麗に仕上げるために必要なのは、髪をしっかりとかしてボサついている箇所や絡まりを無くすこと。
大きめのクシを使い、髪全体に手グシが通るようになるまで丁寧にとかしましょう。

最後に霧吹きで軽く水を吹きかけておくと、髪がまとまってカットのしやすさが格段に上がります。

ロングヘアのセルフカット工程②:ブロッキングで髪の毛を固定

切りすぎ予防やヘアカットの効率性を高めるのに重要なブロッキング作業

まずは、クシの柄の部分を使って髪の毛をサイドと前、後ろ2か所の計5か所を均等になるように分けます。
それぞれをヘアクリップやヘアゴムでまとめたら完成です。

注意
※ヘアゴムを使う場合には、カット部分よりも少し下を括るのがポイント。
また、なるべくゴム同士が平行な位置間隔になるよう調節してください。

ロングヘアのセルフカット工程③:少しずつカットしていく

括ったゴムのすぐ上を少しずつ、平行になるように切っていきます。

注意
※ハサミの入れ方が斜めになってしまわないよう注意しながら進めてください。

ロングヘアのセルフカット工程④:すきバサミで細かな部分の最終仕上げ

カット用バサミで全体の長さを短くした後、すきバサミで最終調整を行ってください。
これをすることによって、毛先に軽やかさが生まれるうえに見栄えも良くなります。

ロングヘアをすく方法


長さを変えずに毛量の調整をしたい方には、すきバサミをメインで使うセルフカットがおすすめ。
MEMO
通常のヘアカットとは違い、カット前に霧吹きで髪を湿らせないのが上手く仕上げるコツです。
すくだけの場合にも切りすぎを防ぐため、少しずつ進めていくようにしましょう。

ロングヘアをすく工程①:ブロッキングで髪の毛を固定

サイドや前、後ろの中ですきたいと思っている箇所を切りやすい毛量ごとにブロッキングしてください。

ロングヘアをすく工程②:内側を中心にすく

続いてまとめた毛束をねじり、ハサミを入れる場所を少しずつずらしながらすいていきます。
全体が軽くなったら完成です。

ロングヘアをすく時のコツ
  • 髪の中間から毛先に向かってすく
  • ロングヘアの毛量を減らしていく際には、髪の中間あたりから毛先に向かってすくと綺麗に仕上がります。

  • 髪の内側を中心にすく
  • 内側を中心にすいていくと外側を短くし過ぎることなく、外側にボリュームがあるように見せられます。

  • なるべく少ない回数でカットする
  • すきバサミを入れる回数が多くなるほど髪の毛を傷つけてしまうので、なるべく髪へのダメージを少なく済ませられるように少ない回数でカットすることを心がけましょう。

セルフカットの方法(ショートヘア編)

ショートヘアのセルフカット工程①:髪を濡らしてクセを取る

少しのカットでイメージがガラッと変わるショートヘアは、霧吹きで水をかけるだけでなく、髪全体をよく濡らしてクセを取る必要があります。
その後、ドライヤーを使って水分がなくなるまでしっかり乾かしましょう。

ショートヘアのセルフカット工程②:ブロッキングで髪の毛を固定

カットする部分とそうでない部分を分けるブロッキングは、髪の長さに関係なく重要な作業。
ロングヘアのカット前同様、髪の毛をサイドと前、後ろ2か所の計5か所を均等になるように分けた後にヘアクリップやヘアゴムを使ってまとめます。

注意
元から髪の短い方は、ゴムよりもクリップの方が固定しやすいです。

ショートヘアのセルフカット工程③:長さを残しながら少しずつカット

ショートヘアは失敗して切り直すことになってしまうと、髪の長さが理想よりもだいぶ短くなってしまう恐れがあります。
一気に理想の髪形に近づけようとせず、少しずつカットしていきましょう。

ショートヘアのセルフカット工程④:すきバサミで細かな部分の最終仕上げ

全体の長さを揃えたら、すきバサミで最終仕上げを行います。
その際、上から下に向かってすくのがポイントです。

セルフカットの方法(前髪編)


前髪は最も目に付く場所と言っても過言ではない箇所です。
失敗を防ぐため、乾いた状態のままカットを始めてください。

前髪のセルフカット工程①:前髪を上下に分ける

まず、前髪をクシでしっかりとかしてから上下2つに分けます。

注意
※毛量が均等になるよう心がけましょう。

下の方からカットするので、上はヘアクリップで邪魔にならないよう留めておいてください。

前髪のセルフカット工程②:下半分をカットする

先ほど分けた時に下になった部分を理想よりも1㎝ほど長さを残す程度にカットします。

注意
※前髪の範囲は広くし過ぎると顔の大きさが強調されてしまうので、目尻の内側だけを切るよう注意しましょう。

ハサミは斜めに入れるのがコツ。
数回にわたって少しずつ長さを調整してください。

MEMO
前髪の中心部分を少し長めにすることで、自然な仕上がりが期待出来ます。

前髪のセルフカット工程③:上半分もカットする

前髪の上半分を留めていたヘアクリップを外し、クシで整えた後に下半分と同様にカットしていきます。

下半分よりも少し短めに仕上げると、上下が馴染みやすいです。
また、クシでこまめにとかしながら切っていくことで切りすぎる失敗を予防できます。

外出自粛中はセルフカットで気分転換を

以上、自宅で可能なセルフカット法や、カットに必要な道具等をご紹介しました。
なかなか美容院に行けないこの時期、もし髪の長さや量が気になってきたら本記事でまとめたセルフカットの方法を参考にして快適な髪形を手に入れてみてください。

自粛生活を出来る限り快適に過ごすための参考にしてもらえたら嬉しいです!