何度も挑戦しては、途中であきらめてしまう「ダイエット」。
ダイエットに最適と言われる食材は色々ありますが、今回は「バナナを使ったダイエットメニュー」をご紹介します。
スーパーやコンビニなどで安く手軽に手に入れることができるバナナは、とても栄養価が高く、ダイエット中にもおすすめです。
バナナがなぜダイエットに効果的なのかを解説するとともに、バナナダイエット法の種類や美味しく食べられるダイエットメニューについてご紹介してまいります。
バナナが良いとされる理由
急激に血糖値が上昇しない
バナナは糖質が多いことから、ダイエットには不向きなのではないかという声もきかれます。
バナナには、とても豊富な種類の糖質が含まれています。
そして、それぞれエネルギーとして消化される時間が異なるため、全ての糖質が急激な血糖値上昇へつながるわけではありません。
さらにバナナには、糖質の消化スピードを穏やかにする働きを持つ食物繊維が含まれています。
バナナの食物繊維は、レタスとほぼ同じくらいの含有量です。
一般的な甘い食べ物は糖質が多く含まれており、急激な血糖値上昇を招いてしまいますが、バナナは栄養素のバランスが優れていますので、心配する必要はありません。
カロリーが低い
バナナは、ご飯やパンなどに比べると圧倒的に低カロリーです。
バナナダイエットをすすめる声が多いのは、腹持ちが良いのにカロリーが低いからです。
マラソン選手がレース中に、バナナを頬張っているのをたまに見かけます。
バナナは70%が水分で、炭水化物や糖質を豊富に含みます。
すぐにエネルギーに変わる糖質と、ゆっくりとエネルギーに変わっていく糖質があるため、持久力が必要であるマラソンのような競技には最適なのです。
ダイエット中に小腹が空いてしまった時も、栄養豊富で満腹感が得られるバナナを食べると良いでしょう。
むくみ・冷え性解消に効果的
バナナにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、塩分(ナトリウム)を排出させる機能があります。
むくみや冷え性などは、体が塩分過多になってしまっているせいです。
カリウムが余計な塩分を排出し、健康的な体質を取り戻すお手伝いをしてくれるのです。
糖質・脂質の代謝を助ける
バナナには数種類のビタミンも多く含まれています。
バナナに含まれるビタミンは、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンB6、葉酸など。
これらのビタミンは、脂質・糖質・アミノ酸の代謝を助ける役割を果たします。
さらにお肌にも効果的な力を発揮してくれるので、ダイエットばかりでなく美容にも良いのです。
活性酸素を取り除いてアンチエイジング
バナナにはポリフェノールも多く含まれています。
熟せば熟すほど含有量が増えていくことがわかっており、シュガースポット(熟して皮が黒くなっている状態)が出ているバナナの方が、黄色いバナナよりポリフェノールが豊富です。
ポリフェノールには、抗酸化作用によって活性酸素を取り除く働きがあります。
体内の酸化が進んでしまうと、細胞が壊され、老化に繋がります。
生活習慣病にも効果があると言われていますので、積極的に摂っていきたいものです。
また、抗酸化作用の他に脂肪燃焼促進、血栓予防、血行改善なども期待できます。
バナナダイエットの種類
朝バナナダイエット
朝食をバナナにするだけという、簡単なダイエット法です。
安価で手に入れやすいバナナなので、多くの方が朝バナナダイエットに取り組んでいるようです。
やり方はとても簡単で、朝ご飯をバナナ(1~2本)と水のみにするだけです。
昼食、夕食は、特に制限されません。
バランスの取れた食事ができれば、メニューの制限はないのです。
バナナは、ご飯やパンに比べてカロリーがとても低い果物です。
朝食をバナナにするだけで、格段にカロリーを抑えることができるのです。
朝は忙しいという方でも、バナナをそのまま食べるだけで良いので、実践しやすいでしょう。
5時バナナ
夕方5時にバナナを食べるというダイエット法です。
情報バラエティ番組「教えてもらう前と後」で紹介されました。
腸の働きが活発になる数時間前にバナナを食べると整腸作用がアップし、夕食の消化吸収を緩やかにしてくれるのです。
少しの量で満腹感が得られるようになり、食事制限を意識しなくてよくなります。
その結果、過剰な食事をしなくなるので、太りにくい体を作ることができるということです。
夕方5時といえば、ちょうど小腹の空く時間。
お菓子やスイーツをつまむより、バナナを食べるようにしてみましょう。
バナナ酢ダイエット
脂肪燃焼効果のある酢酸を含む「酢」と栄養価の高い「バナナ」を組み合わせることで、減量効果を生み出すダイエット法です。
- <材料>
・輪切りに切ったバナナ1本
・砂糖(黒砂糖やはちみつなどでもOK)100g
・醸造酢(種類は問わない)200cc
<作り方>
1 材料を全て密閉容器に入れる
2 常温で3日ほど置いて発酵させる
3 バナナを取り出す
*もっと早く作りたい場合は、フタを開けた状態で電子レンジで1分ほど温め、その後、常温のところで半日ほどフタをして置いておきます。
*取り出したバナナは食べても構いません。
バナナ酢は、サイダーや牛乳などで割って飲みます。
砂糖や酢の種類によって味の違いが出てきますので、色々試してみて自分好みのバナナ酢を作ると良いでしょう。
バナナダイエットメニュー
いくらダイエット中とはいえ、大好きなスイーツが食べられないのは我慢できないという方も多いでしょう。
また、バナナダイエット中だからといって、そのまま食べるというのも飽きてしまうものです。
そこで、バナナを使った様々なアレンジメニューをご紹介いたします。
冷凍完熟バナナヨーグルトスムージー
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/ae60bc12261085aaf1591e4714b2155e.html
(出典:E・レシピ)
完熟したバナナを冷凍しておき、ヨーグルトと牛乳とともにミキサーにかければ完成。
バナナは冷凍することによって、体に悪い活性酸素を除去する効果のあるポリフェーノールがさらに増加します。
冷たくて、甘くて、おいしい冷凍完熟バナナヨーグルトスムージーは、暑い季節にぴったりです。
スムージーはアレンジがしやすく、好みの果物や野菜を入れるなど、その日の気分によって材料を変えても良いでしょう。
例えば、ホウレン草だと鉄分やビタミンが豊富ですし、牛乳が合わないという方は豆乳で作っても構いません。
季節による旬の食べ物を入れることで、より美味しくいただくことができます。
色々なバリエーションができると、きっとお子さんのおやつにも喜ばれることでしょう。
焼きバナナ
<材料>
・バナナ
・シナモン少々
・オリーブオイル
・塩少々
<作り方>
1 バナナを好みの大きさに切る
2 フライパンにオリーブオイルと塩を少々入れて、火にかける
3 フライパンが温まったら、バナナを入れる
4 両面に焼き目をつける
5 シナモンを振りかける
バナナは加熱することで、腸内環境を整えるフラクトオリゴ糖が増加します。
フラクトオリゴ糖は消化されにくいため、腸まで届いてビフィズス菌や乳酸菌などといった善玉菌の栄養分になります。
さらに、シナモンには脂肪燃焼効果や悪玉コレステロールを低下させる効果など、ダイエットに嬉しい作用があります。
摂取量には気を付けなければいけませんが、シナモンを入れることで香りもよく、非常に美味しく仕上がるでしょう。
バナナは、温めても冷やしても良い栄養素を摂取することができます。
温めたホットバナナは食感もトロッとして、ヘルシーなスイーツとして多くの人に好まれています。
ヘルシー豆腐バナナケーキ
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/f2f1462081cb4038726da463f653dd06.html
(出典:E・レシピ)
バナナと豆腐を使ったとてもヘルシーなケーキです。
豆腐を使うことでカロリーが抑えられ、少々食べ過ぎても罪悪感がありません。
絹ごし豆腐を使い、ティラミスのような滑らかな食感がたまらない一品です。
バナナ豆腐アイスクリーム
(出典:レシピブログ)
同じように豆腐とバナナを使い、アイスクリームも作れます。
アイスクリームは美味しいけれど、どうしてもカロリーが気になってしまいます。
しかし、豆腐を使うことでとてもヘルシーに食べることができます。
バナナの甘さを利用することで、色々なスイーツを作ることができるので、楽しみながらダイエットができるでしょう。
ゼラチンを使わないバナナプリン
https://oceans-nadia.com/user/96680/recipe/256433
(出典:Nadia)
バナナの火を通すと固まりやすくなるという特徴を生かして作るプリンです。
もちろん砂糖も使わないため、とてもヘルシーです。
必要な材料も極力少なくしているレシピですので、簡単に作ることができます。
砂糖不使用・米粉バナナパウンドケーキ
https://cookpad.com/recipe/3446165
(出典:クックパッド)
バナナを使った砂糖不使用・グルテンフリーのパウンドケーキです。
小麦粉ではなく米粉を使用しているため、外はサクッと中はモチモチとした食感に仕上がります。
グルテンフリー・ダイエット中の小麦粉を控えている方には特におすすめです。
ワンボールでお手軽に作れ、洗い物も少なくてよい嬉しいレシピです。
バナナで美味しく楽しくダイエット
バナナは栄養価が高く、長く親しまれてきたスーパーフードです。
美味しく楽しくダイエットするには、最適な果物の一つです。
ご紹介したメニュー以外にもたくさんのレシピがありますので、ぜひ色々試してみてください。