【半身浴のメリット】注意点や効果を得やすくする方法をご紹介!

美容・健康分野に多くのメリットを持つことで知られる「半身浴」
ダイエットに加えて美肌効果等も期待される入浴法なので、女性ならば一度は試したことがあるだろうと思います。

しかし、せっかく行っていても誤ったやり方のせいで効果が半減してしまっているのであれば、もったいないですよね。
本記事では半身浴が私たちの健康・美容にもたらしてくれる気になる効果実践時の注意点、さらにはより高い効果を得るための方法をご紹介していくので、自分が行っている半身浴の見直しも兼ねて是非目を通してみてください。

半身浴とは


「半身浴」とは、肩までお湯に浸かる「全身浴」に比べて浴槽にはるお湯の量が少ない入浴の仕方。
お湯の温度は低めに設定し、“みぞおちの辺りまでお湯に浸かる”ことを意識して行います。

全身をお湯に浸からせるよりも心臓への負担が少ないので、高齢者も取り組めることで年代問わずに注目される健康法です。

【半身浴のやり方】
①湯船に入る前にかけ湯をして体を温める。
※一気に血行を良くし過ぎないよう、まずは心臓から遠い足先から始めて最後にみぞおちの辺りを温めるようにしてください。
みぞおちまでお湯に浸かる。
③身体が芯まで温まったら湯船から出る。
④入浴後はしっかり肌の保湿ケアをする。

半身浴がもたらす6つの美容・健康への効果

①ダイエット効果

半身浴のダイエット効果は即効性のあるものではありませんが、実際に痩せていくことは確かです。
ぬるめのお湯に浸かり、少しずつ身体を温めることによってゆるやかに血行が促進されると共に代謝が活性化されます。

MEMO
代謝が上がると脂肪が付きにくく痩せやすい体質に変わっていくので、長期的にはダイエット効果を感じられるようになるのです。

②むくみ改善効果

体内に不要な水分や老廃物が溜まる、もしくは血流が滞ることで発生してしまう「むくみ」
大勢の女性に抱えられている悩みですが、半身浴によって血行が促進されると血液循環も良くなるのでこの改善が見込めると言われています。

また、入浴時に汗をかくことで体内の水分を排出できる点もむくみに効果的です。

③美肌効果

身体をゆっくり内側から温めて毛穴を開かせることにより、その中に詰まった汚れに加えて体内の老廃物まで排出できます。

不要な皮脂を取り除くことで、スベスベな美肌を手に入れちゃいましょう。

④冷え性改善

身体の表面のみならず、芯までしっかり温めてくれる半身浴。
内側からポカポカになった状態を持続させることで、入浴後の急激な湯冷めを防止出来ます。

MEMO
普段からの血行促進にも繋がるので、冷え性体質の改善が見込めるでしょう。

⑤デトックス効果

夏の冷房や冬の寒さの中にいると次第に汗腺機能が衰え、体内の老廃物を排出する機能が落ちてしまいます。

だからと言って、暑い時期に一気に流れ出す汗にはその機能があまり期待出来ません。
最も効率的に身体にとって不要な毒素等を排出するためには、半身浴でリンパの流れを良くした後に汗をかく必要があるのです。

定期的に半身浴を行うことでデトックス効果を感じてみてください。

⑥安眠効果

眠気は入浴後の体温低下と共にやってくるもの。
人の身体は入浴後の体温を下げようとして汗をかきますが、半身浴後の“身体の芯までポカポカな状態”であれば一気に体温を下げ過ぎてしまう恐れがありません。

徐々に体温を下げることで身体への負担が軽減され、リラックスした状態で眠りにつけます。

半身浴の効果を高める方法

適切な湯加減を意識

半身浴に適したお湯の温度は、“38~40℃”
初めはぬるいと思うかもしれませんが、徐々に身体が内側からポカポカしてくる感覚を覚え始めます。

この温度を意識することによる体へのメリットは以下の通り。

適切な湯加減によるメリット
  • 身体への負担が少ない
  • 緩やかな血行促進が見込める
  • 自律神経が調整される

これらが、半身浴の効果をさらに高めてくれるのです。

適切な時間を意識

一般的に、全身が温まるのにかかる時間は“20~30分程度”だと言われています。
人によって多少の誤差はありますが、“じんわり汗が出始めたくらい”になると身体の芯まで温まった証拠。
入浴時間が長いほど良いわけではないので、必ず適切な時間を守るようにしてください。

ストレッチやマッサージをプラス

半身浴中、浴槽の中で軽めのストレッチやマッサージを行うことでさらに血流が良くなります。
体内の老廃物を排出しやすくするには、リンパを刺激するのがポイント。
のぼせの原因となるので、やり過ぎには注意しましょう。

アロマバスに入る

香りの効果でさらなるリラックス効果が期待出来る「アロマバス」
そのやり方を簡単にご説明します。

使用するもの
  • アロマオイル 各2~3滴 
  • 天然塩 大さじ2

上記のものを湯船に入れるだけです。

注意
※刺激の強いアロマオイルもあるので、肌が弱い方の使用は要注意。

アロマオイルは、求める効果や好みの香りを考慮して自分にピッタリのものを選びましょう。
2・3種類を混ぜて使用するのもおすすめです。

音楽を聴く

音楽を聴くことも半身浴のリラックス効果を高めるのに効果的な方法です。
ただ、近所迷惑にならないよう音量の上げすぎには注意してください。
浴室に持ち込むプレイヤーは必ず防水仕様のものを使用するようにしましょう。

半身浴をする際の注意点

水分を摂る

半身浴で汗をかきすぎてしまうと逆に体内の水分が不足し、血液濃度が高くなることで脱水症状を引き起こしかねません。
長時間お湯に浸かることによって高い効果を得たい方は、事前に十分な水分を摂取すると共にバスルーム内にも飲み物を持ち込むようにしましょう。

ポイントは喉が渇いたと感じる前に水分補給を行うこと。
おすすめの飲み物は出来る限り“体液に近い水分”であるもの、かつ汗と共に流れ出してしまうミネラルを補給出来るものがおすすめです。

半身浴におすすめの飲み物
  • ミネラルウォーター
  • 麦茶
  • ルイボスティー

ミネラルウォーターにはフレッシュフルーツやハーブを漬けこんでおくと、水分補給と同時に香りの効果まで得られます。
どの飲み物もキンキンに冷やしたもの、熱く沸かしすぎたものはNG。
常温、もしくはぬるめの温度で召し上がるようにしてください。

注意
“糖分の高い飲み物”“カフェイン量の多い飲み物”には脱水症状を促す効果があるので注意しましょう。

食後すぐの入浴は避ける

食後は体内の消化機能が活発化しており、血液が消化器官に集中。
そんな状態のまま入浴してしまうと血液の循環が良くなりすぎてしまい、消化に時間がかかる恐れがあります。

目安としては食事を終えてから1時間、最低でも30分は間隔をあけてから入浴すると良いでしょう。
また、血液循環が良くなる飲酒後に半身浴でそれを助長することも大変危険なので、避けるようにしてください。

上半身にはタオルをかけておく

半身浴は全身が温まるまで時間のかかる入浴法なので、特に気温の低い冬場には上半身が冷えてしまわないように乾いたタオルをかけるようにしましょう。

注意
※濡れタオルだと、時間が経ってそれが次第に冷えていく中でさらに体温を奪う原因となってしまいます。

また、浴室の温度を事前に温めておくのもおすすめ。
適温は26~28℃なので、参考にしてみてください。

適切な方法に基づいて半身浴の効果を最大限に

以上、半身浴が健康・美容にもたらしてくれる効果や、実践時の注意点より高い効果を得るための方法についてご紹介しました。

適切な方法に基づいて行うことにより、様々なメリットが得られる半身浴。
ダイエット等の美容効果を感じられるまでには長期的な実践期間が要されますが、健康的な身体作りのためにも継続的に行うのがおすすめです。

毎日ではなくて良いので、特に疲労を感じる日にゆっくり半身浴をしながらリラックスして気長に続けてみてくださいね。