在宅勤務中は食事内容を変えるべき!【食生活の注意すべきポイント】

新型コロナウイルス感染拡大の収束が見込めない中、これまで社内勤務だった方が続々と在宅勤務へ移行しています。
そんな生活環境下において自宅での食事回数が増えている方が大多数かと思いますが、在宅勤務中の方にこそ意識して頂きたい食生活における注意点をまとめてみました。

在宅勤務中に困ってしまう毎日の食事

社内勤めだった方が在宅勤務に移行するうえで大きな環境の変化が見られると思いますが、特に気になってくるのが「毎日の食事」です。

会社まで出向く必要がなくなったうえに、外出自粛を呼びかけられる世の中で自宅での食事シーンが増加傾向にある日本。
屋外での活動量が減るのに合わせて食事内容も再考しなければ、自身の食生活によって健康が害される危険性があります。

それを防ぐべく、次項からは在宅勤務の方が今後の食生活において注意すべき点をご説明していきます。

朝食はしっかり食べる

在宅勤務になってから朝食をとらない方が増えていると耳にしますが、朝食には“脳を活性化させ、体に目覚めのスイッチを入れる機能”があります。
いわば体内時計としての役割を担っており、これが欠けてしまうとなかなか仕事モードに切り替えられない方も多いのだとか。

自己管理が必要とされる在宅勤務だからこそ、朝食を食べることで体内リズムをしっかり調整して仕事の効率化に繋げましょう。

MEMO
また、起床後に胃腸に食べ物を入れることで就寝中に落ちてしまった消化機能を促進させる効果もあるんです。
それによりお通じが良くなるので、便秘改善も期待出来ます。

タンパク質をプラスするとなお良し

“パンとコーヒー”が朝食メニューとして定番化している方は、結構多いのではないでしょうか。
確かに今までの生活において、忙しい朝は手間をかけずに食事を済ませたいと思う気持ちには同感です。

しかし、在宅勤務で出社が不要になった今だからこそ気にして頂きたいのが「タンパク質」の摂取量
これは細胞の主成分となる栄養素なので、意識的に取り入れることにより免疫力の向上が期待されます。

積極的に取り入れ、病気に負けない身体を作りたいですね。

タンパク質豊富な食材
    タンパク質を多く含む代表的な食材には魚や卵、チーズ等が挙げられます。

    和食の献立には焼き魚がピッタリですが、買い物や調理の手間を省きたい方には「サバ缶」がおすすめ。
    サバは青魚の中でも特に良質な栄養素を含むことで知られているうえに、そのまま食べても美味しいのでダイエット中の方からも人気の高い食材なんです。

    今流行りのトルコ名物「サバサンド」として、洋食の献立に応用することも出来ます。

    卵やチーズも和洋問わずに取り入れられる食材なので、毎日の朝食に取り入れてみてください。

間食を極力減らす

自宅にいる時間が長くなると、大抵の方は食べ物を口に入れる頻度が高くなる傾向が見られます。
ついつい間食しながら仕事をしてしまったにも関わらず、その後に普段と同じ食事をしてしまうとカロリーオーバーに繋がる恐れも。
出社しない生活というだけで以前に比べて運動量が減ってしまう方が多いと思うので、基礎代謝以上のカロリーを摂取して肥満に繋げないよう注意してください。

間食の必要性について

理想は3食の食事で1日に必要な栄養素を満たすことで、それ以外の間食は不要だと言われています。

そもそも間食用のお菓子を自宅にストックしなければ、食べ過ぎ防止対策だけでなく家計の節約にもなるので一石二鳥。
万が一、夕食前にお腹がすいてしまったら甘いものや脂っぽいものは控えて「ヨーグルト」や「チーズ入りおにぎり」といったタンパク質豊富な“捕食”を食べるようにしましょう。

早めの夕食を心掛ける

会社に出向いていた時には残業や帰宅後の仕事疲れを理由に、夕食の時間が遅くなりがちだった方も多いのではないでしょうか。

しかし、健康面を考慮するなら就寝前の食事は避けるのが無難。
その理由は、寝る直前に体内に食べ物を入れてしまうと腸内環境が活性化し、体内時計を狂わせるからです。
こうなってしまうと睡眠の質が落ち、スッキリ目覚められなくなってしまいます。

注意
翌日の仕事に支障をきたさないためにも、目安としては“就寝3時間前”までに食事を済ませることを心がけましょう。

「糖質」は控えめに

夕食の献立で注意すべきなのは、主に主食に多く含まれる糖質を極力抑えることです。
エネルギー源となる糖質は頭や体を動かす日中に必要とされますが、あとは寝るだけの夕食時に過剰摂取してしまうと脂肪として蓄積されていく恐れがあります。

逆に、全く摂らないのは「倦怠感」や「ストレス」、さらには「太りやすい体質」を生む原因になり得ると言われているので、あくまで “食べ過ぎないこと”を重視するようにしてください。

【糖質制限を実践した時の感想】
※人によって結果が異なると思うので、参考までにご覧ください。

在宅勤務歴の長い筆者が、以前一切の糖質を断つ“糖質制限”にチャレンジした際には一時的に体重が減少したことを覚えています。
しかし、主食を食べないことによるストレスのせいで集中力を欠くようになり、仕事の作業効率が低下。

1ヶ月ほど継続した後チャレンジを断念しました。
その後は適度に糖質を摂るようになりましたが、体重のリバウンドはなく現在まで健康的な生活を送れています。

まとめ

以上、在宅勤務中の方が意識すべき食生活における注意点をまとめてきました。
現実には健康的な食生活を突き詰め続けても、全員に当てはまるような正解はありません。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない中で長期的な自粛が求められていくのを前提に考えるのであれば、“こだわり過ぎないこと”が身体を健康に保つ秘訣となるでしょう。

食生活が健康だけでなく仕事の効率性を左右することも十分にあり得るので、自分に出来ることから少しずつでも取り組んでみることをおすすめします。